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【読書】2019年5月に読んだ本まとめ

こんにちは!
今回は、先月一ヶ月間に読んだ本について記事を書きたいと思います。この一ヶ月で読んだ本まとめは、本を読むだけで満足したり、冊数を読むことに傾斜しないためにも定例にしたいところです。

 

 

読んだ本まとめ

一ヶ月に読んだ本は下記の通り。

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総評

一ヶ月で読んだ本は40冊。その内訳は以下の通り。

 

- 小説・エッセイ → 4冊:国内1冊、海外(翻訳)3冊

- 自己啓発・ビジネス ・その他→ 36冊

 

4月は37冊だったので、冊数としては微増。最近、薄めの新書であれば1日2冊読めることに気づいたので、冊数が増えた主な要因はそれだと思います。一方で、実は5月は引っ越しをしていたため(超近距離ですが)、小説は本当に全然読めていません。この二つの要因が合わさって、微増という結果になったのだろうと思います。

 

引っ越し先での生活も落ち着いてきたので、もうちょっと小説を読むペースを上げていきたいところです。

 

今月のマイベスト小説&ビジネス書

今回の、小説・ビジネス書の中で心に残ったのはそれぞれ以下の通りです。

 

小説部門

今月、一番印象的だった小説はアンディー・ウィアーさんのSF作品「火星の人」。映画「オデッセイ」になったこともあり、内容は知っている方も多いかもしれません

 

ストーリーとしては、トラブルによって火星に取り残されてしまった宇宙飛行士・ワトニーが、地球帰還のために火星でサバイバル生活をするというものです。文章の多くの部分はワトニーの残した手記の形をとっているのも大きな特徴。

 

地球から持ってきた物資を元に火星で農業をやってみたり、水を手に入れるために過激な実験をしたりと波乱万丈な展開ながら、科学的な考証も十分なされているのが印象的です。単なる思いつきのアイデアではなく、現実的に可能なのかどうかを論理と計算に基づいて検討しており、本当にこんなことができるかもしれないと思わされてしまいます。

 

また、主人公のワトニーが非常にユーモアのある人物として描かれており、悲壮的な状況ながら軽快なテンポの文章もまたこの小説の面白いところです。特に海外SFというとどうしてもお堅い文章のイメージがありますが、この本はそんなこともなく読みやすいです。ただ、小説だけだとビジュアルがイメージしにくい部分も多いので、もしかしたら映画を見てから小説を読んだ方が楽しめるかもしれません。

 

ビジネス書部門

今月印象に残った本のビジネス書部門は岡本裕一朗さんの「いま世界の哲学者が考えていること」。前回と同じく、厳密に言えばビジネス書というわけではないですが、まあそこはあまり気にしない方向で(笑)正直、もはやその辺の区別は小説かそうでないかの違い程度でしかなくなりつつあります(笑)

 

書いてある内容はタイトルのとおり、現代哲学の論点をナビゲートするようなものとなっています。一つ一つの論点にはそこまで深くは書かれていませんが、参考文献が豊富にあり、この本を起点として幅広い知見を探っていくにはちょうどいいと思いました。

 

何が面白かったかというと、各論点が普段このブログで読書コラムとして書いている内容とかなり近かったということです。環境問題やバイオテクノロジー、ITから宗教まで、現代の世界で議論されている内容がいちいち僕の興味の琴線にひっかりました(笑)

 

このブログを継続的に読んでいる方であれば(どの程度いるのか定かではないですが…) 

 

人類は環境を守るべきか?

神を殺した世界でどう生きるか?

フレーム問題は解決したのか?

犯罪者には「道徳ピル」を飲ませればいい? 

 

といった議論は僕が大好物とするものだということは想像できるでしょう(笑)。参考文献も多いので、ぜひちょっとずつでも読んでいきたいところです。ちなみにこの本は、参考文献として非邦訳の図書が記載されているあたりかなりガチです。

 

人類史と進化論

今月読んだ本を振り返ると、人類史や進化論に関する本が多かったなと思います。先月のまとめで宗教について書いたわけですが、その延長線って感じでしょうか?

 

進化論についてはなんとなくは知っていたものの、それが宗教に与えた影響とか歴史的意味というところまでは考えたことがありませんでした。ここ最近、人類史・世界史の本を読むことが多かったこともあり、その中で宗教がどれだけ大きな役割を果たしてきたのかを知ると、進化論の歴史的意味が始めて理解できた気がします。

 

この辺りの議論は、上記の「いま世界の哲学者が考えていること」の中でも取り上げられているトピックで有り、俄然興味が湧いてきました。とりあえず、いまだに読んでいない「利己的な遺伝子」「サピエンス全史」「ホモデウス」あたりは近いうちに読みたいと思います。

(どれも価格が高いので少しずつでは有りますが。。。)

 

新書のメリット

また、最近は新書を読むことが増えてきました。割とサクッと読めるものが多く、「現代の知識人・教養人がどのようなことを考えているのか?」や「現代社会の論点・問題点はなにか?」を考えるには悪くないツールだと思います。なによりも、リアルタイム性が有るのが新書の最大のメリットです。

 

たしかに長く残っている書籍に比べると、どうしても当たり外れが大きく、あまり内容がないと感じるものが多いという難点も有ります。ただ、その分一冊一冊は時間をかけずに読めるので、幅広い価値観や知識を得るという意味はあるかなと。だからこそ、新書は1日2冊と決めてガンガン読んでいきたいですね!

 

まとめ

今回は5月に読んだ本のことをまとめました。やはり、読みっぱなしにするのではなくこうした形で定期的に自分の読んだ本を振り返る機会を設けることはなかなかいいですね!

 

それでは、また!