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【読書会】彩ふ読書会2月参加レポート

こんにちは!

先日2/24に行われた、のののさん主催の彩ふ読書会に参加したので、そのときのレポートを書きたいと思います。今回は、トラブルがあって本の写真は取れなかったのですが、そのあたりも含めてレポートします。

 

開催者の方の公式のレポートは現時点ではまだ作成されていないようですが、公開され次第リンクを張る予定です。

 

 >更新しました!

記事の中で、課題本の「暗幕のゲルニカ」のネタバレを多少含むので未読の方はお気をつけください。

 

 

彩ふ読書会東京地区

彩ふ読書会は、のののさんという方が主催している読書会です。のののさん自身は大阪の方で、もともとは大阪を中心に読書会を行っていたそうなのですが、それをもっと広げようということで、東京・名古屋・京都などでも読書会を展開しています。本当に主催者の方の行動力には脱帽する限りです。

 

この読書会のコンセプトとして主催者が掲げているテーマは「居場所作り」で、私自身このコンセプトに非常に共感したこともあり、サポーターとしてお手伝いさせて頂いております。

 

冒頭に書いたとおり、今回は午前中の部でトラブルがあり、特に初参加の方はだいぶ戸惑ってしまったのではないかと思います。それはちょっと心残りではありますが、今回に懲りずにまた参加していただけると嬉しいな、なんて思っています。

 

それでも、トラブルに対して、主催者やサポーターだけでなく、それ以外の参加者も積極的に協力してくれたのがとても嬉しかったです。少しずつですが、コミュニティとしての一体感が出てきて、良い雰囲気になってきたように思いました。

 

午前の部「推し本披露会」

ということで、非常にドタバタした午前中の読書会です。何があったかというと、所謂ダブルブッキングというやつです。

 

たまたま会場までの道中で主催者の方と出会い、二人で会場に歩いていたところ、なんとすでに会場に入っている人がいるではありませんか!どうやら、別の読書会の方々だったらしく、たまたま同じく読書会だったせいで、会場側もダブルブッキングに気付かなかったのかな?という気もします。いずれにせよ、そこで議論していても始まらないので、代わりの場所を急遽探すことに!

 

僕は、ここでの皆さんの連係プレーは結構神がかっていたと思っています(笑)。その場でネットで近くに使える場所がないか探す人、とにかく周りを歩いて会場として使えそうなところを探す人、徐々に集まりつつある参加者の方々に事情を説明する人等など、事前に話していたわけでもないのに、それぞれが自然発生的に自分で出来ることを見つけて問題解決に動いていく感じが、凄く良いチームワークだなと思いました。

 

そんなみんなの努力の甲斐あって、最終的には近くのサイゼリアに無理を言ってちょっと早めに席を使わせてもらい、読書会が出来ないという最悪の状況は回避できました。流石に本の写真の撮影は遠慮したのですが、僕のテーブルで紹介されていた本は以下のような感じです。

 

グレート・ギャッツビー F・スコット・フィッツジェラルド

となりの億万長者 トマス・J・スタンリー (僕の推し本です)

のぼうの城 和田竜

Butter 柚木麻子

本日はお日柄も良く 原田マハ

 

僕が紹介した本は「となりの億万長者」。ビジネス書、というかは微妙ですが、2000年代アメリカの億万長者の生態について調査した本です。その結果は非常に地味なものだったという結論で、億万長者は高級住宅街に住んでいないし、高級車にも乗っていないし、高級ブランドのスーツや時計などもつけていないというものです。とにかく倹約が大事で、億万長者は見栄のためにお金を使わないというメッセージは、なかなか自分の消費生活を考えさせられます(笑)

 

自分以外の本だと、今回は初参加の方が紹介なさっていたグレート・ギャッツビーが特に印象に残りました。有名な小説なので名前は聞いたことはあったのですが、内容がどのようなものかを全然知らなかったので、今回話を聞いて興味をもちました。紹介された方は英語の原書でも読むくらいこの本が好きらしく、そういう熱量をもって紹介されると是非読みたくなりますし、そういう出会いがあることが読書会の良さかな、と感じます。

 

午後の部「課題本読書会」

今回の課題本は、原田マハさんの「暗幕のゲルニカ」でした。Twitterや読書会なんかでも良く見ますし、あまりなじみの無いアート系の作品ということで結構気になっていた作品です。

 

僕は正直絵画とかアートのことは全然知らない人間なので、参加者が皆詳しく知っていたらどうしようかと思っていましたが、特にそんなことは無く安心しました(笑)。「ゲルニカ」も、美術の教科書で見たことがある程度の人が多かったと思います。

 

印象に残った話としては、芸術の持つ力についての話です。絵画にして訴えたところで、為政者にその思いが伝わらなければ意味がないのではないか?という意見があって、それはそれで確かにと思ってしまいました。ただ、なかなか絵画だとピンと来ない人が多かったものの、音楽の持つ力は凄くわかるという方がいて、絵画にしても音楽にしても、それぞれの人が自分のなりの形で自己表現しているのではないかとおっしゃていました。それを聞いて、やはり芸術については受け取り手によるところが大きいんだろうな、なんて考えたりしました。

 

そして、読書会後に色々と考えた結果がこちら↓(彩ふ文芸部への投稿記事)

irou-literary-club.amebaownd.com

あと、今回はちょっと進行に関して思うところがありました。今回は僕は進行役はせず、良く参加されている方が進行をしているのを見ていたのですが、その進行の方が、それぞれの参加者がどのくらいしゃべっているかをしっかり見ていて、それとなく口数が少なめな人に誘導していたのが印象的でした。

 

その方も読書会を主催されている方で、流石に全体を良く見ているなーと感心する一方、最近自分がそういうのをさぼってしまっていることに気づきました。進行役を任され始めた時なんかは全体の流れを良く見られていたのですが、慣れてくるにしたがって、そういう意識が最近薄れてしまっているなと反省しました。次回以降に活かしたいところです。

 

彩ふ読書会スイーツ部

前回は読書会が終わった後にJOJOバーに行ってきたわけですが、今回はスイーツ部が皆で近くのパンケーキ屋に行くということで、そこに参加させていただきました。特に予約していたわけではなかったようなので、初参加の方含めて有志で時間がある人は参加するくらいのノリでしたね。僕もスイーツ部に入っていたわけではないので飛び入り参加です。

 

スイーツ自体には正直そこまで大きなこだわりは無かったのですが(笑)、この日は午前中だいぶばたばたしてしまったのと、ここ最近の人数の増加に伴い、読書会中になかなか全員と話せないこともあって、いろんな方と話せるこういう時間ができてよかったと思いました。

 

大阪地区への参戦

Twitterなんかでは既に書きましたが、先日3/3(日)に彩ふ読書会の大阪地区に参加してきました。そちらはそちらで非常に面白かったので、また別途記事を書きたいと思います!

 

まとめ

今回はとにかく午前中のばたばたが強烈な印象になってしまいましたが、終わってみればそれもまた良き思い出かなという気もします(笑)。色々と気づきもあったことですしね。

 

次回の開催日はまだ未定のようですが、4月の中旬ころになりそうだとのことです。課題本は、綿矢りささんの「ひらいて」。普段は全然読まないタイプの本で、綿矢りささんの本も「蹴りたい背中」くらいしか読んだことが無いので、どんな感じなのかが気になります。女性向けという印象が強いので、物語に入り込めるかどうかがちょっと不安ですが。。。

 

それでは、また!