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【読書】フォトリーディングを試してみた

こんにちは!

今回はフォトリーディングという読書法について記事を書きたいと思います。

 

背景としては、最近勉強したいことや読みたい本が多すぎて、とても時間が足りないので、その解決策として一時期話題になったフォトリーディングを試してみた、というものです。

 

 

フォトリーディングとは?

フォトリーディングについては、ちょっと前に話題になったのでご存知の方も多いかもしれません。探せばネット上でも本でも詳しい内容はわかると思うので、ここでは簡単に概要だけ説明します。ちなみに私が参考にしたのは↓の本です。

 フォトリーディングという言葉からもわかるとおり、基本的な考え方は本を文章として考えるのではなく、一つのイメージの集合として捉えるというものです。右脳を活用した読書法とも呼ばれますね(左脳右脳の話については、似非科学だとは知っていますが面倒なので左脳・右脳と表現します)。

 

ざっくり言うと、事前に本から何を学びたいかを明確にし、パラパラ捲って全体をイメージとして目に焼きつけ、その後気になる部分に絞って速読していくという読書法です。当然パラパラ捲っている段階では文章は殆ど頭に入らないので、この時点では内容はわかりません。内容の理解はその後の速読の段階で行います(これを活性化と表現することが多いです)。

 

実際に本を読むペースは上がったのか?

この一ヶ月くらい実際に試してみましたが、かなり読むペースは上がりました。ただ、10倍は明らかに盛りすぎですね(笑)。パラパラ捲って本を眺める時間自体は確かに非常に短いですが、活性化の段階でそれなりに時間がかかるので、せいぜい2~3倍くらいかなーという印象です。

 

通勤電車の時間がそれなりにあるので、だいたい平日は一日一冊を目標にビジネス書や自己啓発書、あとは教養を得るための本を読んでいます。付き合いがあったり、疲れている時は電車で寝オチしたりもするので完璧にではないですが、だいたいこのペースで読めています。

 

もちろんこの読み方だと、本質的に本の内容の100%を理解することはできません。しかし、それでも重要な部分やエッセンスについては問題なく頭に入って来ているので、スピードと引き換えに著しく理解が減ったという感じはしません。元々100%を理解することは難しいですし、一度理解しても忘れてしまうことを考えれば全然許容範囲かなという感覚です。一回読むのにかかる時間が短いので、わからなくなったらもう一度読めば良いと思えるというのも大きいと思います。

 

意識と無意識

このフォトリーディングの考え方自体は、パラパラ捲るのを眺めることで意識的な認識には現れない無意識下にイメージを焼付け、活性化の段階で無意識の記憶と意識の相互作用により短い時間で内容が理解できるというものです(そのため、読んでから活性化までは一晩くらいは空けたほうが良いといわれています)。

 

まあ、実際やってみても正直無意識との相互作用という活動は良くわかりません(笑)。なので、実際にパラパラ捲る必要があるのかと聞かれるとちょっと怪しいかなというのも本音です。ただ、眺めるペース自体は約1ページ1秒であり、それなりの長さの本でも10分もかからずできるので、とりあえずはもともとの考え方に沿ってやってみるかなというスタンスでいます。

 

これは単純にまだフォトリーディングに慣れていないせいなのか、もともとこういうものなのかはちょっと判断できません。もうちょっと続けてみたら、そのあたりの感覚がわかるのかも知れませんね。

 

小説に対してはどうなの?

結論から言うと、小説については私はこの読み方を採用していません。これはもう、小説をどのような目的で読むかというところだとは思います。私の場合は小説はしっかり一語一語かみ締めながら、細やかな表現も含めて味わいたいと思っているので、その目的を考えると、ちょっとそぐわないかなーと思ってしまいます。

 

一方で、一度も試さないうちにそのような結論を出すことにはちょっと抵抗はあります。ただまあ、今のところは小説に対してフォトリーディングを試すつもりはありません。

 

まとめ

今回は読書法の一つであるフォトリーディングについて書いてみました。結論としては、10倍というような劇的なスピードアップにはならないものの、学びという意味においては非常に効率よく勉強できる読書法だと思いました。

 

おそらく今後も採用を続けると思うので、また何か新しい気付き等あれば記事にしたいと思います。

それでは、また!