こんにちは！
ここのところ経営学についていくつか本を読んで勉強しています。ただ、もともとの専門である自然科学系の学問と違い、かなり学問としてふわっとしている印象が強く、なかなか体系だった理解ができていないと感じます。そこで、今回は今まで勉強したことの整理も含めて、経営学の中の各領域をざっくり分類してみたいと思います。
経営学の印象
冒頭に書いたとおり、経営学の本や教科書を読んで思ったのは、とにかくふわっとしているという印象です。こういう管理法がある、戦略の立案にはこういう分析ツールがある、といったことはわかるのですが、それがどのように役に立つか、どのように使い分けるかの指針はあまり明確に与えてはくれません。とにかく専門用語やツールを頭に入れるという印象が非常に強かったです。
また、特に教科書なんかだと顕著ですが、各章ごとにテーマが分かれていて（例えば、「マーケティング」、「企業会計」等）、それぞれの内容はまあ理解できるものの、それらのテーマどおしがどのように関係しているかがいまいち良くわからないといったことを強く感じました。そのため、経営学というものの全体像というのがなかなか見えてきません。そこで、今回自分なりにまとめてみようと思ったわけです。
とはいえ、そもそも経営学自体、組織経営にかかる活動をさまざまな角度からまとめた総体であると考えると、あまり体系立って理解できないのは無理からぬことではあるとも思います。実際、わかりやすく分類しようと思って色々考えてまとめてみたものの、実際それぞれの項目は完全に独立した事柄ではなく、互いに関係しあいながら考えるべきことなので、そこまで上手くまとまった感はありません。あくまでざっくり分類したらこんなもんかなって感じです。もちろん、基本的にはド素人の戯言のようなものなので、的はずれである可能性も大いにあります（笑）
管理と戦略？
色々考えてみましたが、私が考えるには、非常に乱暴に分けると経営とは「管理」と「戦略」の二つに分類できるかなと感じました。経営学の学問領域としては、「管理」と「戦略」にそもそも企業とはなにかという「企業論」の三本柱で考えると比較的理解しやすいと考えました。
会社というのは基本的に創業者（出資者）の思い、理念を実現するための組織なわけですから、それをどのように達成するかを考える「戦略」という考え方が経営学の主要領域の一つであることは疑いがないでしょう。
また、会社の進むべき方向性である「戦略」が決まっただけでは必ずしも目標は達成できません。特に会社の規模が大きくなればなるほど、ステークホルダーも多くなりますし、扱う物や資金、情報等も莫大なものになります。そのため、これらを適切に「管理」しながら経営していくというのも不可欠な要素になります。
管理法は戦略に従うべきなので「管理」は「戦略」の下に入る海草構造になっているのではないかとも思いましたが、どのように戦略を立案するか？どのように意思決定をするか？というプロセス自体も管理される必要があると考えれば「戦略」は「管理」の下に入るような気もします。実際、Google検索でかけてみても「管理戦略」「戦略管理」どちらの言葉も出てくるので、もうわけがわかりません（笑）
まあ、このことからもわかるとおり、この二つは本来的には不可分のことであると思いますが、それを言い始めると分類など不可能になってしまうので、とりあえずは大きくこの二つの分類に企業論を加えて考えたいと思います。
ド素人によるざっくり分類
まだまだ古典的な教科書程度しか読んでないので、あまり最近のトレンドは入っていません。本当に基本的な言葉の羅列って感じです。
企業論
企業とは何かを問う分野。企業の経済的、社会的役割（この辺りは経済学、社会学ともかぶるのかな?）
組織の形態：私会社、NPO、公的機関、大学、病院等
管理論
企業自体の管理体制
コーポレートガバナンス：取締役会、取締役会、執行役員などなど
コンプライアンス
労働組合
PDCAサイクル
組織管理
職能型組織
事業部制（社内カンパニー制や最近流行のビジネスユニット制なんかも含む）
マトリックス組織
人の管理
物（生産）の管理
金の管理
情報の管理
戦略論
経営戦略
まとめ
今回は最近勉強している経営学について、だいぶもやっとした印象を持っていたので、自分なりにまとめようと思って記事を書いてみました。
正直しっかり勉強している人から見ると鼻で笑ってしまうような内容だとは思いますが、勉強したことをアウトプットすることも必要ですし、こうして自分でまとめる過程で色々ときづきもあったので結果としてはよかったと思います。後で黒歴史にならないことを祈ります。
それでは、また！
