たった一つの冴えた生き様

The Only Neat Way to Live - Book reading, Fitness

【読書会】第11回レバレッジリーディング読書会(2020年2月)レポート

こんにちは!
2/15(土)の夜に、第11回レバレッジリーディング読書会を開催いたしましたので、その内容をレポートしたいと思います!

参加者の読んだ本のリストもこのレポートの中で紹介しますので、もしよければご覧ください。


概要

まず、今回開催した読書会の概要を説明したいと思います。

この読書会は知識や知恵を得るための本をよく読んでいる方が集う、ボイスチャット形式のオンライン読書会です。

具体的には月に10冊以上の本を読むというのを一つの目安とし、コンセプトは「圧倒的な量のインプットとアウトプットができる読書会」です!読書会用のホームページを準備しているので、詳細はそちらをご確認ください。

leverage-reading.com
冒頭に書いた通り、今回の参加者は主催の僕を含めて2人。これはいつも言っていることですが、あっという間の90分だと感じました。
全体の流れとしては、まず順番に自己紹介を行い、その後に読書会のメインイベントとして①月間ベスト本の紹介と、②読んだ本リストを見ながらのQ&A形式のフリートークです。

読んだ本リスト

事前に参加者の方から1月に読んだ本のリストを頂き、主催者がそれを一つの表にまとめて参加者の方々に配布しました。実際の読書会ではそれを見ながらの進行になります。↓が実際に使ったリストです。

個人利用の範囲で閲覧・ダウンロードは自由にしていただいて問題ありませんが、二次使用・無断転載等はご遠慮願います。
【第11回】レバレッジリーディング読書会リスト.xlsx - Google ドライブ

f:id:KinjiKamizaki:20200216100447p:plain

ベスト本紹介

リスト内の黄色塗りのセルは各参加者の月間ベスト本です。ここでは、それぞれの本について簡単に説明します。

f:id:KinjiKamizaki:20200216100505p:plain

「なめらかな社会とその敵」 鈴木健 (頸草書房)

こちらはわたくしKJが紹介した本です。最近、この本をオマージュしたタイトルの国内SF小説(「なめらかな世界と、その敵」)が話題になり、その流れで知った一冊です。正直、そちらの方の小説はそこまで深くは刺さらなかったのものの、この「なめらかな社会とその敵」の存在を知ることができただけでも良かったかなとは思いました。

本の内容としては、細胞膜から議論をスタートさせて社会を論じ、社会とは何か?という問いを考えながら現代社会の問題点を抉り出し、将来にありうべき社会を提案するというものです。そこに書かれている社会の姿は、私たちから見るとあまりにも現代と違いすぎて、それが現実になった姿を思い描くのは難しですが、数理モデルを使いながらその姿を描いていく様を読んでいると、想像力を強く刺激させられます。

f:id:KinjiKamizaki:20200216100540p:plain

「デジタル・ミニマリスト 本当に大切なことに集中する」カル・ニューポート(早川書房)

この本は、前回「自己啓発は私を啓発しない」を紹介していただいた方の紹介本です。ご本人が言うには、「こういう言い方はあまり好きではないけど、現代人はみんなこの本を読むべきだと思った」とのことです。最近話題になっている本で、僕自身もかなり気になっていたので今回話を聞けて良い機会でした!

内容としては、現代人のデジタルデバイス依存の問題を指摘したうえで、それを手放して、本当にやりたいことに集中するための方法を紹介しているとのことです。実践的な内容も多いらしく、紹介された方も、通知を切ったり、オフラインの付き合いを増やすようにしたりと行動面での変化もあったようです。新興IT企業は自社製品を出来るだけ長く使わせようとシステム設計をしているので、意志力に頼らず適切な距離を取れる仕組みを作ることが重要のようですね。

Q&Aタイム

今回もこれまでと同様に、Q&Aタイムとしてリストを見ながら1人1回づつ他の参加者に自由に質問ができるという時間を設けました。

僕が初めに質問させていただいたのは「貧乏人の経済学 - もういちど貧困問題を根っこから考える」について。昨年、ノーベル経済学賞を受賞された方の本ということで興味はあったのですが、実際に読むところまでは出来ていなかったので、どんな本なのかを聞いてみたいと思いました。

内容としては、タイトルの通り、主に途上国で課題となっている貧困問題を経済学的に論じる本だということです。特に印象的だったのは、心理学的なアプローチで経済を分析する「行動経済学」の観点が取り入れられていることだったとのこと。「行動経済学」は僕個人としても非常に興味のあり、好きな分野なので、近いうちにでも是非読んでみようと思いました。

逆に頂いた質問は、「ビジネス書を読んでもデキる人にはなれない」について。実はこの本は、前回この方に紹介いただいた「自己啓発は私を啓発しない」との関係で興味をもった本だったりします(笑)。前回の紹介を聞いてKindle Unlimitedで「自己啓発は…」を読んだところ、「この本を読んだ人におすすめの本」的なサジェストでこのタイトルを知り、読んでみようと思ったという経緯です。

この本で言っている「ビジネス書」とは、いわゆるカンフル剤的な自己啓発書や成功法則系・ハウツー本を指しており、ガッチリした経営書などのことを言っているわけではありません。2000年前後からの「人気のビジネス書」の変遷を辿りつつ、自己啓発系の本がビジネス書として台頭する背景や出版業界による「ビジネス書ビジネス」の構造を考察していきます。そっち系の本が好きな方にとっては少し不愉快な本かもしれませんが、ほどよくユーモアが効いていて個人的には読んでいて楽しい本でした。

その他、「誰がアパレルを殺すのか」について質問をいただいたり、逆に「やる気のあがる8つのスイッチ」についてお伺いしたりと(以前、メンタリストDaigoがyoutubeでおすすめしてて気になってました(笑))、色々と本についてお話しさせていただきました。手前味噌な言い方になってしまいますが、この読んだ本リストを見ながら会話していると本当に話が尽きないですね。

まとめ

今回は第11回レバレッジリーディング読書会のレポートを書かせていただきました。

ここのところ2人での開催が続いており、それはそれで楽しく話せてありがたいのですが、多様性という意味でも、新しい方が増えてくるとまた面白くなるかなぁとも思います。月10冊という高めなハードルを設定してはおりますが、その制限を排除したオブザーバーという形式も採用しているので、ちょっと本の話がしたい、聞きたいくらいの軽いきもちで参加いただければ嬉しいなと思う限りです。

次回は3月14日の夜に開催予定です。すでに募集は開始しており、HPか読書メーターより参加申し込みが可能です。興味のある方は是非お申込みください!

ホームページからの申し込みはこちら
参加申し込み | レバレッジリーディング読書会

読書メーターからの申し込みはこちら
bookmeter.com
それでは、また!