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【読書会】第7回レバレッジリーディング読書会(2019年8月)レポート

こんにちは!
8/17(土)の夜に、第7回レバレッジリーディング読書会を開催いたしましたので、その内容をレポートしたいと思います!

今回の読書会では、選挙や思考法、食料問題などの真面目な話からトースター作りやデヴィ夫人の話などの少しカジュアルな話題まで、幅広くお話できる会だったのではないかと思います。

参加者の読んだ本のリストもこのレポートの中で紹介しますので、もしよければご覧ください。

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概要

まず、今回開催した読書会の概要を説明したいと思います。

この読書会はビジネス書を中心に本を多読している方や、これから読んでみようとチャレンジする方向けの、ボイスチャット形式のオンライン読書会です。

具体的には月に10冊以上の本を読むというのを一つの目安とし、コンセプトは「圧倒的な量のインプットとアウトプットができる読書会」です!読書会用のホームページを準備しているので、詳細気になる方はそちらをご確認ください。

leverage-reading.com
今回の参加者は主催の僕を含めて3人で、皆さんすでにこの読書会に何度か参加したことのある方々でした。時間は前回同様に夜の20:00~21:30の90分間です。

全体の流れとしては、まず順番に自己紹介を行い、その後に読書会のメインイベントとして①月間ベスト本の紹介と、②読んだ本リストを見ながらのQ&A形式のフリートークです。

読んだ本リスト

事前に参加者の方から7月に読んだ本のリストを頂き、主催者の僕がそれを一つの表にまとめて参加者の方々に配布しました。実際の読書会ではそれを見ながらの進行になります。↓が実際に使ったリストです。

個人利用の範囲で閲覧・ダウンロードは自由にしていただいて問題ありませんが、二次使用・無断転載等はご遠慮願います。
【第7回】レバレッジリーディング読書会リスト.xlsx - Google ドライブ

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今回は3人で計116冊と、読んだ本の合計数は過去最多かもしれません。少なくとも、一人当たりの冊数でみると間違いなく過去最高だと思います。これだけ本のタイトルが羅列してあると、読みたい本が増えてしまって悩ましいところです(笑)

ベスト本紹介

リスト内の黄色塗りのセルは各参加者の月間ベスト本です。ここでは、それぞれの本について簡単に説明します。

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「利己的な遺伝子」 リチャード・ドーキンス (紀伊國屋書店)

こちらはわたくしKJが紹介した本です。この本は、ゲーム理論や進化論についての思索を通して「生物とは何か?」という問いについて考察する進化生物学の本です。原典は40年以上前に書かれており、かなり古い書籍ではありますが現代人が読んでも十分読み応えのある本だと思います。

この本で主張している内容は、生命の本質は遺伝子という自己複製子にあり、個体とはそれを伝える為のキャリアに過ぎないというものです。個体が単なる遺伝子のキャリアに過ぎないという主張はなかなかエキセントリックにも見えますが、それはそれで一つの意見として受け入れ、みずからの生命観を考えさせられる一冊でした。


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「苦しかったときの話をしようか」森岡毅(ダイヤモンド社)

この本は、前回「エッセンシャル思考」を紹介していただいた方の紹介本です。この本は、USJのマーケターとして有名な筆者が、これから働き始める娘に書いた手紙の形式だとのことです。書かれている主な内容は、世の中のこと、自分の仕事の軸のこと、そして、自分が苦しかった時のこと。

人には3つのタイプがあり、シンキングタイプ、コミュニケーションタイプ、リーダータイプの三つに分かれると論じており、自分の強みを分析するきっかけになったそうです。単なる机上の空論ではなく、USJで数々の企画を成功させてきた筆者だからこそ説得力があるとおっしゃていました。


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「シルバー民主主義の政治経済学」島澤諭(日本経済新聞出版社)

こちらは前回「残業学」を紹介していただいた方の推薦本。シルバー民主主義とは少子高齢化が進み、高齢者重視の政策が推進される結果、なかなか未来に向けた政策が打てなくなる状況のことだそうです。まさに今の日本の状態であり、7月は選挙もあったこともあり、この本を手に取ったそうです。

高齢者としても将来の世代を考えていないという訳では決してないけども、民主主義のシステムとしてどうしても高齢者重視の政策が多くなってしまうのが現実のようです。色々とその打開策が提案されているようですが、紹介いただいた方の意見としては、結局それらも高齢者にメリットがないので、実際に採用される可能性は低いのではないかとのことです。民主主義自体の限界なのかもしれませんが、これからの日本を考える上では避けて通れないことなので、じっくり国民レベルで議論するべきことなのかもしれませんね。


Q&Aタイム

今回もこれまでと同様に、Q&Aタイムとしてリストを見ながら1人1回づつ他の参加者に自由に質問ができるという時間を設けました。

僕は最近話題の「Think Clearly」について質問させていただきました。SNSや電車の広告等でよく見かけるので気になっていたのですが、どんな本なのかがさっぱりわからなかったので、この機会に話を伺えて良かったです。内容としては、物事のとらえかたについての本で、知っておいて損はない内容であるとのことです。

この本意外にも、「GAFA x BATH」についてもお話をうかがったのですが、こういう最新の話題の本は僕の守備範囲的にアンテナが低めなので、こういう機会に内容をざっくりとでも聞けるのは非常にありがたいです。

その他にも色々な話がなされたのですが、個人的に面白かったのはデヴィ夫人についてとトースターについてです(笑)。リストを見ていただければ分かる通り、それぞれ参加者の方がそれに関する本を読んでいた訳ですが、読書会で話題になる話としてはかなり特異な物だと思うので、なんとなくそこに面白さを感じてしました(笑)

あとは、参加者からの質問で、その月に読んだ本のうち、二番目に良かった本についての話があったのも新鮮で良かったと思います。確かにこれだけの量を読んでいるので、ベストに拘らず、二番目に良かった本についても話す価値は全然あるなぁと。ここでは、何が紹介されたかは割愛しますが、なかなか面白い試みだったと思います。

オブザーバー参加について

今回から、1月10冊制限をなくしたオブザーバー参加の募集をしてみました。まあ、希望者がいなかったので、通常通りの会になったわけですが、オブザーバー参加自体は引き続き募集するつもりなので、興味のある方はぜひ御参加頂けたらなと思います。ざっくりとした内容は下記となります。

月10冊制限のハードルが高く、そこで尻込みをしてしまっている人も多いと思うので、そう言った方々に対して読書会の雰囲気や、どんなことを話しているかを聴いていただく機会を設けるという主旨です。「お試し参加」といったイメージでお気軽に参加いただければと思います。 具体的な参加形態は以下の通り。


- 開催2週間前の時点で参加枠に空きがあればオブザーバーの募集開始
(あくまでも通常参加の方を優先する意図です)


- 月10冊制限はなし。ベスト本の紹介もなし


- 読んだ本のリストの連絡は不要


- 質問や会話への参加は自由にしてOK。質問タイムでは、通常の参加者同様に一人一つは質問できる時間を確保します


この読書会では、参加のハードルはあえて高めに設定しているものの、それだと中身が全然見えないという難点があり、その折衷案として今回のような参加形態を考えてみました。興味はあるけどちょっとハードルが高いと感じている方は、是非オブザーバーという形で参加いただければと思います。詳しい部分はやりながらベストな方法を模索するつもりです。

まとめ

今回は第7回レバレッジリーディング読書会のレポートを書かせていただきました。

もう7回目の開催になりますが、今回のように全然予想もしていなかったような話題が飛び交う感じが刺激的で、主催している身ながらいつも楽しくお話させていただいております。このような、予定調和ではない雑談的な会を目指していたというのもあり、そういう意味では続けてきて良かったなと思います。

次回は9月21日の夜に開催予定です。すでに募集は開始しており、HPか読書メーターより参加申し込みが可能です。興味のある方は是非お申込みください!

leverage-reading.com
bookmeter.com
それでは、また!