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【読書会】第6回レバレッジリーディング読書会(2019年7月)レポート

こんにちは!


7/20(土)の夜に、第6回レバレッジリーディング読書会を開催いたしましたので、その内容をレポートしたいと思います!

 

今回は初参加の方も加え、それぞれの本の話だけでなく、本屋の巡り方や本を読む場所・時間についてなど読書についての幅広い話ができたと思います。

 

参加者の読んだ本のリストもこのレポートの中で紹介しますので、もしよければご覧ください。

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概要

まず、今回開催した読書会の概要を説明したいと思います。
この読書会はビジネス書を中心に本を多読している方や、これから読んでみようとチャレンジする方向けの、ボイスチャット形式のオンライン読書会です。

 

具体的には月に10冊以上の本を読むというのを一つの目安とし、コンセプトは「圧倒的な量のインプットとアウトプットができる読書会」です!読書会用のホームページを準備しているので、詳細気になる方はそちらをご確認ください。

  

leverage-reading.com

 

今回の参加者は、主催の僕を含めて4人。今回は一人初参加の方も加えての読書会となりました。時間は前回同様に夜の20:00~21:30の90分間です。

 

全体の流れとしては、まず順番に自己紹介を行い、その後に読書会のメインイベントとして①月間ベスト本の紹介と、②読んだ本リストを見ながらのQ&A形式のフリートークです。

 

読んだ本リスト

事前に参加者の方から5月に読んだ本のリストを頂き、主催者の僕がそれを一つの表にまとめて参加者の方々に配布しました。実際の読書会ではそれを見ながらの進行になります。↓が実際に使ったリストです。

 

個人利用の範囲で閲覧・ダウンロードは自由にしていただいて問題ありませんが、二次使用・無断転載等はご遠慮願います。

 

【第6回】レバレッジリーディング読書会リスト.xlsx - Google ドライブ

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今回は、初参加の方を迎えたこともあり、またちょっと本の幅は広がったかなという気がします。もちろん皆さん色々な本を読んではいるものの、やはり新しい方が参加されるとまた違った目線の本を知ることができて新鮮ですね!

 

ベスト本紹介

リスト内の黄色塗りのセルは各参加者の月間ベスト本です。ここでは、それぞれの本について簡単に説明します。

 

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「乱読のセレンディピティ」 外山滋比古 (扶桑社)

こちらはわたくしKJが紹介した本です。「思考の整理学」で有名な外山さんの読書論です。この本で書かれている内容は、セレンディピティ(=思いがけない発見)を得るために、分野にとらわれず色々な本をどんどん読みましょうという主張です。

 

特に印象に残ったのはこの方の教養についての考え方。教養とは単なる知識ではなく、新たなものを創造するためのものである、という主張は僕自身の考え方ととても近く、非常に心に残りました。たくさんを本を読んでいると、どうしても「知っていること」に目が行きがちなので、常に新たな創造を意識した読書をしていきたいですね!

 

 

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「残業学 明日からどう働くか、どう働いてもらうのか?」中原敦+パーソル総合研究所(光文社新書)

この本は、前回「日本の分断 切り離される非大卒若者(レッグス)たち」を紹介していただいた方の紹介本です。この本は、なぜ日本には残業がこれだけあるのか、そして残業をなくすにはどうしたらいいのかを考察した本でとのことです。2万人という大規模な調査に基づいているらしく、なかなか説得力がありそうです。

 

ポイントは「残業麻痺」という、残業に幸せを感じる人たちがいるということのようで、残業によって成長している錯覚が長時間残業を生んでいるらしいです。働き方改革についての言及もあるらしく、これからの働き方を考える上で参考になりそうな本です。

 

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「エッセンシャル思考」グレッグ・マキューン(かんき出版)
こちらは初参加の方の紹介本。「より少なく、しかしより良く」がキーワードの本で、本質をつかむことの重要性を説いている本です。僕自身も以前読んだことのある本で、月間ベスト本に選ばれるのも納得の良書だと思います。

 

紹介いただいた方のコメントとしては、そこまで目新しいことが書いてあるわけではないが、必要なことが網羅的に書かれているところが良かったとおっしゃっていました。特に印象的だったのは目標をものすごく具体的に設定することが大事という点だとのこと。僕以外の参加者の方の一人も読んだことがあったらしいのですが、それぞれ印象に残った部分が違うというのが面白かったです(笑)。やはり、同じ本でもそれぞれ見方が少しづつ違うんだなと改めて思いました。

 

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「反省させると犯罪者になります」 岡本茂樹(新潮新書)

この本は前回「直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN」を紹介された方のベスト本です。内容としては、反省文などで強制的に反省させても、結局本人が納得せず、本当の意味での反省をしないのであまり意味がないということだそうです。

 

タイトルからして非常に気になる本ですね。センセーショナルなタイトルに反して、内容はとても真面目な本であるというコメントをいただき、そういう意味でも気になります。話を聞いていて、たしかに子供の頃に反省文とか書かされた時も、内心は全然納得していなかったなーということを思い出したりしてしまいました。


Q&Aタイム

今回もこれまでと同様に、Q&Aタイムとしてリストを見ながら1人1回づつ他の参加者に自由に質問ができるという時間を設けました。

 

今回は個別の本の話はもちろん、読書についての全般的な話ができたのが面白かったかなと思います。具体的には、初参加の方から出てきた質問の「どのように本屋を回っているか?」という話や、「本を読むのはどのようなタイミング・場所か?」と言った話題ですね。

 

結構本の選び方も色々あって、図書館と本屋の併用スタイルや、新刊書店と古本屋の使い分け、単純に本屋をふらふら歩いて気になった本を買うなど、本屋の回り方ひとつ取っても各人違いがあるんだなぁと改めて感じました。

 

ちなみに僕は、ピンポイントで欲しい本は楽天市場、ツイッター等で話題になっている新刊は新刊書店、古本屋ではタイトルと出版社なんかを目安に購入しています。近くに図書館がないこともあり、図書館を使う機会はほとんどありません

 

また、タイトルや装丁の大事さの話なんかも出ました。やはり全く知らない本や作者だとどうしてもタイトルや想定から選ぶしかないので、タイトルは非常に重要だなと。思い返してみれば、質問タイムでも「殺し屋のマーケティング」や「ゼロから始める都市型狩猟採集生活」など、特徴的なタイトルの本についての質問が多かったなと。

 

まあそんなことを話しつつ、今回の読書会も和気藹々とした雰囲気でできたのではないかなと思います。

 

オブザーバー参加について

1ヶ月1回のペースで開催してきたこの読書会も今回で6回目。ちょうど半年の節目ですね。開催者自身も自覚している通り、あまりにニッチすぎる読書会のスタイルだということもあり、正直ここまで継続できただけでも奇跡だと思っています(笑)。本当に今までに一度でも参加していただいた方には、感謝してもしきれません。

 

だいぶスカイプでの読書会にも慣れていきたこともあり、そろそろ新しいこともやって行く時期かなと思っています(今回、スカイプの設定でややゴタゴタしたのは内緒(笑))。

 

そこで、次回からの新しい試みとして、月10冊制限を無くした「オブザーバー参加」を受け付けたいと思います。

 

月10冊制限のハードルが高く、そこで尻込みをしてしまっている人も多いと思うので、そう言った方々に対して読書会の雰囲気や、どんなことを話しているかを聴いていただく機会を設けるという主旨です。「お試し参加」といったイメージですね。

 

現状考えているのは、具体的に下記のような参加の形態です。

 

- 開催2週間前の時点で参加枠に空きがあればオブザーバーの募集開始

(あくまでも通常参加の方を優先する意図です)

- 月10冊制限はなし。ベスト本の紹介もなし

- 読んだ本のリストの連絡は不要

- 質問や会話への参加は自由にしてOK。質問タイムでは、通常の参加者同様に一人一つは質問できる時間を確保します

 

ハードルはあえて高めに設定しているものの、それだと中身が全然見えないという難点があり、その折衷案として今回のような参加形態を考えてみた次第です。興味はあるけどちょっとハードルが高いと感じている方は、是非オブザーバーという形で参加いただければと思います。詳しい部分はやりながらベストな方法を模索するつもりです。

 

まとめ

今回は第6回レバレッジリーディング読書会のレポートを書かせていただきました

 

改めて考えると、半年も続いたことが奇跡に近い思いつきですが、ここまで続けてこれたことは参加者含めた周りの皆様のおかげかなと思います。前回も書きましたが、やはりなによりも継続が重要だと思うので、少しづつ新しいことも試しつつ、続けていきたいと思います。

 

次回は8月17日の夜に開催予定です。すでに募集は開始しており、HPか読書メーターより参加申し込みが可能です。興味のある方は是非!

 

leverage-reading.com

bookmeter.com

 

それでは、また!