こんにちは!
今回は、先月一ヶ月間に読んだ本について記事を書きたいと思います。この一ヶ月で読んだ本まとめは、本を読むだけで満足したり、冊数を読むことに傾斜しないためにも定例にしたいところです。
読んだ本のまとめ
一ヶ月に読んだ本は下記の通り。
総評
一ヶ月で読んだ本は41冊。その内訳は以下の通り。
小説 → 14冊:国内8冊、海外(翻訳)6冊
自己啓発・ビジネス ・その他→ 27冊
先月は国内外の出張が割と多く、飛行機の中で読書をする機会が多かったので読書量はいつもより多めです。仕事が立て込んでいるときは飛行機の中でも仕事をしているケースが多いですが、そうでないときはだいたい本を読んでいるか寝ているかしています。飛行機の中では、映画をみるよりも、うとうとしながら読書したりうたた寝したりするのが好きだったりします(笑)
今月のマイベスト小説 & ビジネス書
今回の、小説・ビジネス書の中で心に残ったのはそれぞれ以下の通りです。
小説部門
11月に読んで最も印象に残った小説は、かなり悩みましたが、村田沙耶香さんの「消滅世界」です。所謂ディストピア小説で、夫婦間の性行為がタブー視されるなど現代社会から見ても、かなり歪んだ世界を描いた物語です。特に後半の狂気は凄まじいものがあります。
私は割りと古い価値観にとらわれず、新しいライフスタイルを柔軟に取り入れていけるタイプだと思っています。そのため、途中までは割とすんなり受け入れられたのですが、そんな私でも、後半に展開される世界にはちょっとグロテスクさを感じずにはいられませんでした。
私がこの本を読んで、何が衝撃的だったかというと、そのグロテスクな世界を論理的に否定しきることができないということです。感性は拒否していながらも、未来の一つの可能性としては十分ありえると思ってしまっている自分もいて、読んでいてなかなか複雑な気分になってしまいました。
そう考えると、我々の持っている感性とは決して合理的ではなく、自分が生きている世界に適合するように調整されているに過ぎないのではないか?なんてことを考えさせられました。読んでいたときの印象は、英国ディストピア小説の代表作「すばらしい新世界」を読んだときの感覚にかなり近いですね。
ビジネス書部門
ビジネス書で一番印象に残った本は南海キャンディーズ山ちゃんの「天才はあきらめた」です。ビジネス書といっていいのかどうかはとても微妙ですが、あくまで小説以外の本ということで、こっちのカテゴリーに入れることとしました。
この本は山ちゃんの自伝と人生哲学を書いた本で、「ここまで書いていいのか?」というくらい赤裸々にその本音を語っています。色々と考えさせられる部分の多い本でしたが、私が一番印象に残ったのは、自分の過ちや心の弱さをこれでもかというくらい正直に書いていたことです。大変な時期だったのだと想像しますが、一時期の相方のしずちゃんに対する感情なんかはかなりエグイものがあります。
誰でも自分の嫌な部分というのはなかなか認めたくないものですし、ましてそれを周りに言うということはとても難しいことだと思います。どうしても人にどう思われるかは気になってしまいますし、自分は悪いところがない良い人でありたいと思ってしまうものです。
それをこれだけあけっぴろげに語ることは並みの人にはできないと思いますし、このような強さや勇気がある人だからこそ、これだけ人気が得られているのかもしれないと思いました。
読書会の企画?
読書会の企画は自分ではやらないと決めていたのですが、この形ならやっても良いかなと思えるアイデアが浮かんできました!Twitterでは少しつぶやきましたが、主にビジネス書を沢山読む仲間をつくりたいという思いで思いついた企画です。
普段私が参加している読書会とは全然違うコンセプトですし、かなりニッチな企画になるとは思うので、人が集まるのかどうかが甚だ疑問ですが、少人数であってもやってみたいと感じる企画です。
遅くとも12月半ばには案をまとめてこのブログなりTwitterなりで告知したいと思います!
まとめ
今回は11月に読んだ本のことをまとめました。最近ちょっとブログの更新が停滞気味で、やる気を再充填するきっかけとしても、きちんと月初に書けて良かったと思います。
この記事で書いた読書会の企画についてはまた別途お知らせします。
それでは、また!