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【読書会】読書会について本気出して考えてみた

こんにちは!

先日、自分がサポーターとして参加させていただいている彩ふ読書会の参加レポートを書きましたが、今回は読書会について思うところなんかも含めて、この読書会でサポーターとして参加しようと思ったきっかけや思いについて語りたいと思います。

 

かなり長い上に、我ながらやや鬱陶しいかなっと思う部分も有るのでご注意を(笑)

 

 

読書会について

このブログでも何度か話題に出しているので、かなり今更感は有りますが、簡単に読書会がどんなものかを書きたいと思います。ここ最近はかなり各地で催されているので、読書が好きな方であれば、どこかしらの読書会に参加したことがある方も多いかもしれませんね。

 

読書会という響きから、「皆で集まって読書する」というイメージを持つ方が多いみたいですが、読書にはある程度時間がかかるため、あまりそういった会はメジャーではありません。大人数で集まって、特に会話するでもなく皆が黙々と本を読む想像をするとちょっとシュールです(笑)。まあ、絵本とか短いお話であれば結構楽しいかもしれませんね。

 

実際に各地で開催されている読書会の多くは、①参加者が好きな本を持ち寄って、お互いに紹介しあう「紹介型読書会」か、②課題本を事前に設定し、参加者は読書会前に読了し、実際に集まって内容について話あう「課題本型読書会」の二つの形式が圧倒的に多いと思います。

 

まあ、読書会が何かを知るには実際に参加してみるのが一番わかりやすいと思うので、近くで開催しているところがあればまずは参加してみることをお勧めします。都市部、特に東京地区ではほぼ毎週末どこかしらで誰かが企画しているので、参加のハードルは低いと思います。もし興味があれば「読書会 (お住まいの地区)」という形でGoogleにかけていただければと。

 

参加のきっかけ

私が読書会に参加しようとしたきっかけは、今年の4月頃になにか新しいことがしたいなと思ってネットで調べてみたときに読書会の文字が目に入ったことです。正直、当時はそこまで読書というものを趣味としていたつもりはなかったのですが、スポーツ系の社会人サークルなんかよりは興味が持てたし、お勧めの本とかを教えてもらえたらいいなーといった程度の軽い気持ちでした。

 

やはり社会人になると、自分から進んで何かを始めないと休日に外に出たり、人と話す機会が少なくなってくるので、半分以上は外に出て人と話す口実作りのためでした。まあ、これは今も多少残っていますけどね。

 

初参加の感想

上記のような経緯でとある読書会に参加させていただいたわけですが、初めて参加した読書会は自分で思っていた以上に本当に楽しい時間でした。もちろん初めてのときは多少の緊張はありましたが、もともとそんなに初対面が苦手なタイプでもないですし、同じように初参加の方も何人かいたので、あまり気負うことなく楽しめました。

 

何が楽しかったかというと、日常では絶対接点ができないであろう人たちと会話することができたというのが一番大きかったと思います。もちろん、それぞれの紹介する本の話も面白かったですし、自分の紹介する本に参加者の方々が興味をもってくれたのも嬉しかったですが、一番はやはり単純にいろんな人と会話できたことですね。

 

社会人になると、自分で行動を起こさないと人間関係が限定されてしまい、会話する相手が職場の人が殆どになり、せいぜい学生時代の友人とたまに会って話す程度になりがちです。これは愚痴になってしまいますが、会社の人と話していると、どうしても同じような価値観の人が多く、しかもその価値観が自分のものと大きく違っていたので、会社内ではなかなか気軽な会話ができませんでした。

 

単純に自分と違う価値観の人がいるだけなら良いんですが、あまりにも皆が画一的だったので、そこまで深刻でないにしても、ちょっとやりづらいなーというのは正直なところでした。「なんで車に興味ないの?理解できない。」とかってのは良く言われたりしますね(笑)

 

そんな中で、その読書会では割と自分の価値観に近かったり、遠かったりする人がいて、それをお互い受け入れあっている感じが非常に新鮮で、楽しい時間だったなと言うのが初めての読書会の感想です。

 

何度か参加して見えてきたこと

というわけで、初回の読書会で非常に好印象を持ったことから、自分の行ける範囲で行われている色々な読書会に申し込んでは参加するようになりました。それに比例して読む本の冊数も加速度的に増えていったと思います(笑)。数えてみたら、現時点で5箇所の読書会に参加しているようです(一箇所の読書会に複数行っていることもあるので、実際の参加回数はもっと多いですが)。

 

基本的には参加した読書会は毎回楽しんでいますし、行って後悔したことは今のところないですが、読書会慣れし、余裕をもって参加できるようになってくると、なんとなくひっかかる部分が目に付くようになりました。

 

私が感じたのは、現状読書会が所謂「意識の高い人」や「本格的な趣味として読書をしている方(所謂ガチ勢)」だけのためのものになっていないかなっという点です。もちろん、これは良い悪いの問題ではなく、純粋に私の目から見てどう見えるかという話であり、どこか特定の読書会を批判するものでは全くありません。また、あくまで私が参加した読書会から感じたことであり、全ての読書会がそうではないという批判についても甘んじて受け入れます。あと、ここで言う「意識が高い」という表現には、嘲笑の意図は全く含んでいません、念のため。

 

フリージャンルの読書会でビジネス書や自己啓発本に比べて、小説がなんとなく下に見られている雰囲気があったり、小説の中でも純文学に比べてライトノベルや流行の本なんかが軽く見られがちで、紹介している側がちょっとやりづらそうにしている場面に結構良く出くわしました。

 

私自身、割と良くも悪くも「意識が高い」タイプだと思いますし、周りの態度がどうであろうと楽しさを見出すことは得意なのであまり気にしていませんが、そこでちょっと居づらさを感じた人が読書会に対してネガティブなイメージを感じてしまったならもったいないなーと思ってしまいます。

 

上記の通り、私は読書会というものは職場以外での貴重な自分の居場所であると感じていますし、単に読書の好きな人たちが集まって会話することに、意識の高さや本の種類の垣根はないと思っているので、せっかくならば色んな立場の人たちが楽しく参加できる場があるといいなと感じました。

 

僕がサポーターになった理由

まあ、そんなことを思いながらも色々な読書会を渡り歩いていたときに出会ったのが、のののさん主催の彩ふ読書会でした。

 

始めは空いている週末に何か読書会ないかなーと思っていて見つけた読書会でしたが、「職場でも家庭でもない第三の居場所作り」というコンセプトが上記の私の引っかかっていた部分にカチッとはまるものがあったので、早速申し込みをしてみました。

 

その時の詳細は割愛しますが、凄く感受性豊かな方もいればとてもさばさばとした方も居るのにも関わらず、そんな人たち皆が楽しんで参加している様子を見て、非常に良い読書会だなと感じました。あと印象的だったのが、主催者の方のバランス感覚というか包容力というか、どんな意見もなおざりにせずに真正面から受け止める姿勢で、その姿勢は「居場所作り」というコンセプトを体現しているように思いました。

 

そんなことを考えながら楽しく参加していたら、ちょうど東京地区のサポーターを募集しているという話がありました。それを聞いて、これはまたとない機会だと感じてサポーターとして手を上げた、という経緯です。

 

ものすごく褒め殺しのような書き方をしてしまいましたが、実際問題としては、同じようなコンセプトで、同じように素晴らしい読書会が他にもいくつもあるのかもしれません。ただ、東京地区のスタートアップ時期で、サポーターの募集していた、というタイミングとしても良かったので、まずはここで協力させてもらおうかなと思っています。

 

これからの方向性

そんなわけで、前回初めてサポーターとして読書会に参加したわけであります。前回も書いたとおり、やはり主催側として参加することで新たに見えてくる部分とか難しさというものもあるので、非常に良い経験をさせてもらっていると思います。

 

一時期は自分でも読書会を主催できないかとぼんやり考えた時期もありましたが、本職もあり、せいぜい月一くらいの頻度で少人数でっといった程度のこじんまりとしたものになってしまう可能性が高いので、その考えはあまり長続きはしませんでした(笑)。

 

そう考えると、かなり近いビジョンを持っていて、非常にやりがいを持って参加できるこの会の中で出来ることを考えたいと思っています。現状は補佐役程度のことしかできていませんが、面白いものにできるように積極的な提案だったり企画の実行という形でできることはまだまだあると思っています。特に主催者の方が遠方なので、東京サイドでできるだけの協力はしていけたらいいなーと。

 

まとめ

今回は読書会について思うところを、割と率直に書いてみました。まあ、自分で疑問に思ったこととか、何とかできないかな?っていう部分に対して、出来ることをやっていきましょうという話ですね。

 

それでは、また!