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【投資】投資を始めたと思ったらやることがなくなったという話

こんにちは!

以前、投資について勉強したという記事を書きましたが、今回は投資を始めてみてどうだったのかという記事を書きたいと思います。

 

【投資】3ヶ月勉強してわかったこと - たった一つの冴えた生き様

 

 

投資の方針

以前の記事でも書いたとおり、私は企業研究やチャートとにらめっこするような投資をするだけの時間は捻出するのは難しいのと、自分で市場を読める才覚があるとは思えませんでした。そのため、必然的にパッシブ運用の投資信託による長期投資を行うことを決めました。所謂インデックス投資というやつです。

 

この辺りは投資を勉強したときに読んだ本の影響が大きいです。投資について勉強しようと思った際に心に決めていたことは、軽薄な「絶対儲かる○○」とか「初心者でも稼げる○○」のような本は避け、100%ではなくとも経済や金融の基本的なことから理解できるような本を選ぶということでした。

 

今になって考えると、この考え方をしていて本当に良かったと思いますし、流行ものの本に書いてある「楽して儲かる」という方法に自分が流されていたらと考えると、本気でぞっとします。

 

投資の前の下準備

というわけで、勉強もさることながら下準備にはゆっくり時間をかけて行いました。細かいことはそのうち書くかもしれませんが、おおむねやったことは以下のとおりです。

 

・現状の資産の確認

・家計のキャッシュフローの把握

・金融機関の整理

・証券口座の開設(積み立てNISA口座含む)

・ポートフォリオの策定

・運用基本方針の策定

 

最後の運用基本方針というのは、名著「敗者のゲーム」で言及されている、投資をする際にベースとなる考え方を明記したものです。どんなに理性的な人間であっても、市場が乱高下した際は動揺して非合理的な行動をとってしまうというのは、色々な本の中で共通して語られていることでした。

 

そういった状況にあっても、適切に市場に残り続けるために作成したのがこの運用基本方針です。基本的にはこの運用方針に従い、プログラムを忠実に実行するコンピュータのごとく、感情を廃して投資を続けて行きたいと思っています。

 

 

いざ、投資の世界へ…と思ったら

 上記の通り、色々な下準備が完了した時点で実際に投資信託の購入に踏み切りました。具体的には購入商品を決めて、基本方針に従い証券会社のサイトでそれを設定するといった手順です。

 

ここまで終わった時点で、「次にすることはなんだろうか?」「次はどの本を読もうか?」と考え始めました。そこで大変なことに気がつきます。

 

もう、これ以上やることがない。。。

 

確かに、一度積み立ての設定をしてしまうと、定期的なリバランス以外にやることがなくなるということは、インデックス投資関連の書籍では言及されていることでした。しかし、自分が実際にその立場になってみるとちょっとした衝撃をうけました。

 

意気揚々と投資を始めたと思ったら、実際に投資を始めたまさにその瞬間にやることがなくなったのです!もちろん積み立て自体は継続しますし、その成果を摘み取る時はいずれ来るはずです(そのための投資です)。ただ、実際に手を動かすことがなくなったということで、そのあっけなさに驚きを感じました。

 

結果的に、それに気づいたことを契機に自分の中での投資というものへの興味が急速にしぼんでいきました。しかし、まあそれはインデックス投資家としては一つの正しい態度だと思っていて、そこにかけるエネルギーをもっと別の勉強や趣味に費やすことがそもそもインデックス投資を選んだ一つの理由だったなと。

 

長期投資で成果を摘み取るためには「稲妻が輝く瞬間」に市場に留まり続けることが重要で、つまらない感情に振り回されて退場するリスクを避ける意味でも、積み立てしていること自体を忘れるくらいがちょうど良いというのもありますね。

 

もちろん、定期的なリバランスまでも忘れてしまっては元も子もないのと、社会人として市場や社会情勢はしっかりしっておくべきだとは思うので、心を奪われすぎない程度には関心は継続して寄せたいとは思っています。

 

まとめ

今回は、実際に投資を始めるまでの過程や、始めてみて感じたことを書きました。

 

もともと手間をかけたくないからということで始めたインデックス投資という戦略でしたが、思った以上にやることがなくて驚いたというお話でした、

 

もちろん下準備の過程なんかではいろいろ考えることはあったので、機会があればそのあたりの詳細について記事にするのもいいかなっと考えています。

それでは、また!